All made in 青森のオシャレなサウナカーを駆って、青森県内を西へ東へ!ときどき関東へ!
東京の会社に勤務しながら、青森ヒバをふんだんに使ったサウナカーで、青森の自然やサウナの魅力を発信している冨岡未希さん。
ところで、どうしてそんなにパワフルなんですか?
「私、とても青森が好きなんですよ!
むつ市に生まれて、八戸市で育ち、大学進学で東京へ。
就職も東京だったため青森を離れている期間が長かったのですが、ずっと青森が恋しいと思っていました。
2009年にはミスねぶたのコンテストに応募してグランプリをいただき、 一年間、青森県全体のPR活動をさせていただきました。
その後もずっと青森が恋しいと思いつつ東京で仕事をし、コロナで青森に帰れない状況の中で、どんどん恋しさが募っていったんです。」
青森市
冨岡 未希TOMIOKA MIKI
私自身がUターンして、
毎日人生の満足度がぐぐっと高まりました。
ほんとうはどう生きたいのか?
なぜ青森が気になっているのか?
掘り下げて、気軽にアクションに移してほしい。
帰れない状況があったせいで、
よけいに募る青森ヘの想い。
そんなとき、リモートワークや兼業も認めようという社会の動きがあり、これを良い機会ととらえて青森にUターンしました。
「で、せっかく帰るのだから、青森になにか還元できないかな?と思って、サウナカーでサウナ文化を県内に広めながら、各地の魅力をたくさん発掘したり、人と人とをつなげていくことにしたのです。」
冨岡さんのカンパニーネームは
「UNITED AOMORI(ユナイテッドアオモリ)」。
下北、津軽、南部、互いに良いところを知り、認め合い、協力して青森の良さをもっと全国~世界へ発信していきたい。
自分が走り回ることで、各地域をつないで、役に立てたらいいなと考えてユナイテッド=(協力する、連合する)アオモリという名称にしました。
でも、なぜにサウナ?
「都会ぐらしに疲れた時期があり、心身ともにダメージを受けた時があったのですが、サウナで心も体もリセットできると気が付きました。
これを多くの人に伝えたい。大好きな青森の人々にも伝えたい!と思ったのです。
そして、青森ヒバなど、青森県産にこだわったサウナカーを制作。
現在はキャンプ場を拠点に、予約枠を出し「移動貸し切りサウナ」という名前で、予約が入れば出動してサウナを提供。
また県内のりんご園や、リノベしたばかりのお宅でのホームパーティ、お寺でサウナなど、指定された場所でサウナを提供する「出前サウナ」。
そして「出張サウナ」として事業者や自治体を対象に、イベント会場を盛り上げるコンテンツとして営業。
この三本立てでサウナ事業に取り組んでいます。
「おかげさまで、すごく好評です!
サウナが苦手という人も、服を着たまま体験してもらったら、薪ストーブなので熱が柔らかくて息がしやすい!これだったらずっと入っていられる!とおっしゃっていました。
県外に出張した際も、「青森ヒバってこんなにいい香りがするんだ…」とか。
ロウリュウもアロマ水にりんごを使ったり、青森ヒバの蒸留水を使ったり、八戸の桑茶を使ったり、青森ならではの要素を入れています。
「青森が感じられてすごくよかった」というお客様の声がとってもうれしいですね。」
青森が好き!というピュアな想いのもとに、
スピーディかつ具体時なアクションを
起こしている冨岡さん。
迷ったこと、不安なことはなかったのでしょうか?
「ありましたよ。しばらく地元を離れていたので、馴染めるかなぁ?という不安がありました。
ですので、SNSを活用して、事前に『青森が好き』という想いや、『Uターンしようと思っている』という情報を発信したんです。
そうすると、相談に乗ってくれたり、協力してくれる人が現れる。
青森県が実施してる移住支援や起業支援も、とても手厚くて頼りになりました。
先輩移住者がアテンドしてくれる移住体験ツアーなど、すごく参考になりました。
どんどん利用されることをオススメします!」
自分をオープンにすることで不安を解消し、サウナカーで東奔西走するなかで、あらためて青森の魅力に感動しているとか。
「とにかく、自然が美しい!ちょっと車で走れば海も山もあって自然を満喫できます。
あらためて感じるのは、日常の景色が美しいこと。空が広くて、なんて美しいのだろうと、日々感動しています。
そして食べ物のおいしさ!道の駅などに行くと、新鮮な野菜がとても安くて驚きます。
日本を代表する大間のマグロなども、信じられないような価格で売っている。贅沢ですよね。」
逆に、マイナスのポイントは見当たらないのでしょうか?
たとえば人間関係などは?東北の人は都会と比べて閉鎖的と言われていますが…
「警戒心が強い人が多いのは事実ですね。
でも、引っ越しのときに、こちらが青森弁になったとたんに、急にフレンドリーになるんです(笑)
ガス屋さん、電気屋さんなんかも、急にタメ口になる(笑)。
県外の人だと思うと壁を作って遠くから様子を見て、「この人は仲良くなれそうだ」と思うと、やっと心を開いてくれる。
こちらも心を開けば、親身になってくれて良いおつきあいができますよ。
いま、帰ろうかな?と少しでも考えているのなら、お試しでもいいので、プチ移住してみることをオススメしたいです。
人生の満足度がグッと高まりますよ!」